北海道ボランティア・レンジャー協議会


カテゴリ:[ レジャー ]


258件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[258] 昆虫シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 4月13日(火)23時22分20秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

昆虫シリーズ シャクガ科カバシャク(和名:樺尺)。
カバシャクは、北海道と本州に分布し、それぞれ別亜種とされます。
蝶のような美しい模様をした昼行性の「蛾」の仲間で、早春の森を忍者のようにひらりフワリと舞い、枯れ葉に紛れる姿(写真1枚目)が印象的です。
翅を広げた姿(写真2枚目)からは想像できないくらい、お腹側にモフモフの毛が密生(写真3枚目)していますね。
ちなみに、幼虫の食草は、「北国の春」に歌われたシラカンバなどのカバノキ科ということから、カバシャクとなったようです。



[257] 春の妖精シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 4月10日(土)21時32分50秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

春の妖精シリーズ ケシ科エゾエンゴサク(和名:蝦夷延胡索)。
エゾエンゴサクは、柔らかな春の日差しのもと、やや開けた林床や林縁などで見られます。
花の色は、青色やピンクがかった紫色(写真1枚目)が多く、白色(写真2枚目)も散見されます。
塊茎から伸び上がった茎の先に並ぶ細長い筒・ラッパ状の美しい花は、短い花柄で茎とバランス良くつながっています。花の後ろ側に突き出した「距(きょ)」と呼ばれるところには、訪れた昆虫たちに受粉のご褒美となる甘い蜜があります。
かつて、野良遊びでこの蜜をおやつ代わりにした記憶が蘇り、まとまって咲く光景(写真3枚目)には、日常の喧噪を忘れ、心和みます。
ちなみに、塊茎は鎮痛剤などの薬用となるようです。



[256] 春の妖精シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 4月 7日(水)20時21分29秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

春の妖精シリーズ キンポウゲ科アズマイチゲ(和名:東一華)。
アズマイチゲは、関東に咲く一輪の花の意ですが、全国に分布にしているようです。
本日、森でお会いしたご夫妻から『キクザキイチゲもアズマイチゲも、元々この森に分布していたのでしょうか?』とのご質問をいただきました。確かに、現在これらの花が見られる場所は、約半世紀前に道立自然公園・野幌森林公園に指定されるまでは、長らく農地として利用されてきたエリアです。
野幌森林公園植物調査の会(2013~2017、2018・平成30年10月刊の調査報告書)によると、野幌の森に関する歴代植物調査の6報告で、1917・大正6年「野幌国有林野生植物調査(工藤祐舜、北海道林業試験場)」を皮切りに、1928・昭和3年(略)、1934・昭和9年(略)、1973・昭和48年(略・札幌営林局)までの4報告において、この2種は記録されていません。
ようやく、1973~1992・平成4年「野幌の野生植物目録(村野紀雄、北海道環境科学研究センター)」に初登場です。やはり、道立自然公園に指定後、植栽木の根際に付いていたものなどが、この地に定着したと考えられます。
ともあれ、今年もその麗しい花々が咲きはじめました。個人的には、花とともに葉の形状の変化(写真1、2、3枚目)が印象深いですね。



[255] 春の妖精シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 4月 5日(月)22時07分19秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

春の妖精シリーズ キンポウゲ科キクザキイチゲ(和名:菊咲一華)。
キクザキイチゲは、花茎の頂に一輪の花が付き、その花が菊の花に似ていることから別名を”菊咲一輪草”とも呼ばれます。
雪解けとともにいち早く芽吹き、瞬く間に蕾が現れます。そろそろ開花かと思われた昨日は、久々の雨模様となり、晴れ渡った今朝も平年並みの気温から、9時過ぎの時点で花はまだすぼまって(写真1枚目)いました。
午後、再び様子を確認すると、期待に違わず眩しい春の訪れ(写真2、3枚目)を愛でることができました。



[254] 春の妖精シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 4月 2日(金)21時52分49秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

春の妖精シリーズ キンポウゲ科フクジュソウ(和名:福寿草)。
春先、他の草木が生い茂る前にいち早く花を咲かせ、早々に種子を付けると、夏までに地上部の葉などが枯れてしまい、翌春まで地下茎や球根などの状態で休眠?する花々を総称して「スプリング・エフェメラル(Spring ephemeral)」と呼びます。直訳すると「春のはかないもの」「春の短い命」といった意味合いで、”春の妖精”とも呼ばれます。
森歩きで目にするそんな花々を幾つかご紹介します。トップバッターは、情熱の花・フクジュソウです。
連日の陽光に急かされて、蕾を開きかけたもの(写真1枚目)、複数の株が寄り添って咲き競うもの(写真2枚目)など、雪解け直後の遊歩道や林床をいち早く彩っています。
さて、フクジュソウは、虫媒花です。その戦略として、パラボラ・アンテナのような形状で花の中心部を外気温よりも暖かくし、昆虫を呼び寄せる作戦(写真3枚目)です。甘い蜜ではなく、情熱あるのみか。ちなみに、左が毛むくじゃらのケブカクロバエ、右はクロハナアブの一種と思われます。



[253] 冬芽・葉痕シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 4月 1日(木)23時57分36秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

冬芽・葉痕シリーズ スイカズラ科エゾニワトコ(和名:蝦夷接骨木)、再び。
つい一週間ほど前、歩くスキーで遊歩道をすすみ撮影したエゾニワトコの冬芽・葉痕をご紹介したところです。
本日の森歩きで、早くもその芽吹き(写真1、2枚目)を目にし、驚きを禁じ得ません。確かに、ここ10日ほど、平年を上回る暖かさが続いています。特に、3月29日には札幌の最高気温が3月としては観測史上最高の18.3℃を記録(明治24年3月28日の16.8℃を130年ぶりに更新)したほどで、遊歩道の雪も沢筋などの日陰に残るだけになりました。
4月1日だけに、まるで”キツネにつままれた”心境?も、本物のキタキツネ(写真3枚目)で、はたと我に返るのでした。



[252] 冬芽・葉痕シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 3月31日(水)23時03分52秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

冬芽・葉痕シリーズ トチノキ科トチノキ(和名:栃木)。
トチノキは、北海道では南西部に分布する落葉高木で、葉は対生です。
冬芽は、鱗芽で、表面に水飴のような粘液を分泌し(写真1枚目)、寒気や乾燥、虫からガードしているとされます。
通常、枝先には銃弾のような形状の冬芽が1個ですが、ツインのもの(写真2枚目)も見られました。枝の途中、大きな葉痕の上部にポチッとついた小ぶりな側芽は、あまり発達しないようです。
また、数年分の葉痕がまるでトーテンポールのように縦に並んだ枝先(写真3枚目)も目にとまりました。
この先、芽吹きに向かってどのように変化していくかも注目です。



[251] 冬芽・葉痕シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 3月29日(月)20時49分20秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

冬芽・葉痕シリーズ スイカズラ科オオカメノキ(和名:大亀木)。
オオカメノキは、個性的な”冬芽と葉痕”たちの代表選手のような落葉低木で、葉は対生です。
冬芽は、葉脈がはっきりと浮き立ち、星状毛が密生して冬の寒さと乾燥から守ります。プックリとした花芽とその両側に万歳をしたような葉芽がセットで、可愛い「ウサギ顔」に(写真1枚目)見えませんか。
一方、こちらは葉芽の頂芽で(写真2枚目)で、葉が展開すると文字どおり「カメ」の甲羅のような形になることから、夏冬合わせ技で、童話『ウサギとカメ』を連想してしまいます。
また、枝の途中につく側芽は小ぶりで、葉痕と維管束痕の形状がこれまたこびとの顔に見える(写真3枚目)から不思議です。
冬の森歩きで、様々な”冬芽と葉痕”を観察し、あれこれ連想を楽しんでいるのは、私だけでしょうか。



[250] 冬芽・葉痕シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 3月27日(土)21時27分50秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用

冬芽・葉痕シリーズ カバノキ科ケヤマハンノキ(和名:毛山榛木)。
ケヤマハンノキは、野幌の森に生育するハンノキの仲間では最も身近な落葉高木で、葉は互生です。
冬芽(葉芽)は、鱗芽で、長卵形の先端が丸くすぼまってうっすらと毛があり、葉痕もキリッと引き締まった表情を見せています(写真1枚目)。
厳冬期の2月上旬、冬芽の枝先を観察すると、葉芽、雌花序、雄花序の順に並んで(写真2枚目)いました。長さ数㎝の雄花序も、まだ堅く引き締まった印象です。
あれから1か月半ほど、陽光の下で早くもその開花を観察しました。雌花序は、1cm弱の毬果状で花柱が紅紫色、雄花序は長さ8-9cmほどの黄褐色をした尾状花序で、ゆらゆらと風に揺れていました(写真右奥は、前年の果実・堅果)。
折から、全国的に”花粉症”の季節ですが、道内では、スギ花粉よりも圧倒的にシラカンバやハンノキなどの”花粉”に要注意ですね。



[249] 冬芽・葉痕シリーズ

投稿者: 藤吉 功  投稿日:2021年 3月26日(金)21時26分27秒 194.193.130.210.bf.2iij.net  通報   返信・引用   編集済

冬芽・葉痕シリーズ スイカズラ科エゾニワトコ(和名:蝦夷接骨木)。
エゾニワトコは、成長の早い落葉低木で、葉は対生です。
冬芽は、緑色を帯びた鱗芽で、細長い葉芽と丸みのある混芽(花と葉になる)がみられます。葉痕も大きく、維管束痕が目鼻のようにアクセントを添えています(写真1枚目、側芽と葉痕)。
希に、枝先に付いた冬芽(写真2枚目、混芽)を目にしますが、頂芽はあまり発達しないようで、枝が株状に分岐することもあり、樹高が3m程度の低木にとどまっているのでしょう。
ところで、冬芽は木々が葉を落とし、休眠状態になるまでには、ほぼ準備が完了します。エゾニワトコの場合も、晩秋、まだ元気な葉が残る葉柄の上部にしっかりと(写真3枚目)出来上がっていました。


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